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鈴木と間宮>
            
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2020/04/03

おまけ1 ―その後の隣恋―

おまけ ―その後の隣恋―


「今日の夕飯はお隣さんから白菜を貰ったから"八宝菜"なんかどうかなぁ。間宮くん好きかなぁ」

鈴木は間宮の嬉しそうな顔を想像しながらフフフと笑い白菜の葉を剥く。するとピンポーンとチャイムが鳴りインターホンの画面を見た。

間宮にしてはまだ早い時間―――

画面には康太が映っている。

「開けろ」
「……」

鈴木がドアを開けると相変わらずズカズカ中に入ってくる。

「飯食わせろよ」
「え、叔母さんは?」
「……ケンカした」

康太と叔母はあまり折り合いがよくないようでたまにこうして鈴木の家に来る。

「叔母さん……康太によくしてくれてるんだから……あまり迷惑かけちゃだめだよ?」
「知りもしないでよく言うよ。今日の飯……なに?」

鈴木が、んーと考えて康太が食べるならお鍋にしようかなぁと考える。

「"水炊き"なんかどうかなぁ?」
「……なんでもいい」

鈴木が間宮と違い、薄い康太の反応に小さく溜息をついて急きょメニューを鍋にして白菜の葉に斜めに包丁を入れる。
康太はそんな鈴木の後ろ姿に立ち上がると背後から抱きついてきた。

「ちょ……。康太、危ないから離れて」
「肉……多め。よろしく」
「分かったから……」

鈴木が耳まで赤くして野菜を切っている。そんな反応にニタニタする。
前のようにSEXを強要する事はなくなったがたまにこうして鈴木をからかって来るのだ。

「で、間宮そろそろオッサンに飽きてきたぁ?」
「……」
「意外になげーでやんの」

康太は間宮が結局最終的に鈴木を捨てて女に走ると今でも思っている。

「SEX、週にどのくらい?」
「……」
「別にケツに聞いてもいいんだぜ?」
「週4……くらい」
「ケッ、相変わらず"サル"だな、あいつ」
「間宮くんの事そんなふうに言うのやめてくれ……」

鈴木の細い腰に手を回したまま唇を鈴木の耳の後ろに押し付ける。

「アイツのSEXどうなんだ? 満足してるのか?」
「んんっ……。止めなさい」

そう言ってくすぐったさに払いのける鈴木の薬指には間宮とのペアリンク゛。
それがどうにも面白くない康太―――
すると再びピンポーンとインターホンが鳴り、鈴木が康太の腕の中からすり抜け画面を見ると間宮。

「間宮くんだ」

鈴木が嬉しそうに「お帰りなさい、間宮くん」とドアを開け、康太はチッと舌打ちをした。

「鈴木さん、ただいま。あれ、なんで康太……」
「来ちゃわりーか? 俺、こいつの"息子"ね。忘れんな?」
「……相変わらず可愛くねーの。鈴木さん、今日の飯なに?」
「康太も居るからお鍋にしたよ」
「やった。鍋か、いいね。着替えてきます」

相変わらず反応のいい間宮に鈴木はフフと笑顔になる。
スウェットに着替えた間宮は「鍋ならタバコ買いついてにビール追加でコンビニに買いに行く」と言った。
康太が「俺も行くわ」と2人でコンビニに向けて足を向けた。



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